バーチャル・ドラッグ
世界に浸透する「バーチャル・ドラッグ」
多人数同時参加型オンライン・ロールプレイング・ゲーム(MMORPG)の世界は危険な場所である場合が多い。血に飢えた怪物やプレイヤー以外の残忍なキャラクターなどが常にプレイヤーを脅かしているからだ。しかし現在、プレイヤーはさらなる危険に直面している。自分のキャラクターから能力を奪い、死に追いやることもある、中毒性を持つ薬物だ。
テキストベースのオンラインゲームとしては最大級の規模を誇る『Achaea』の開発者たちは最近、中毒性を持つバーチャルドラッグ――「グリーム」(gleam)と呼ばれている――をストーリー展開の一環として導入した。犯罪者の一味がゲーム内の街々に侵入しようと試みているという設定だ。その結果、ドラッグに溺れるプレイヤーも出始めている。
副作用があることを考えると、このようなリスクを冒す価値があるのだろうかと思う人もいるだろう。しかし、『ある密輸人の生活』の筆者は、まるで現実世界のドラッグディーラーそっくりの口ぶりで、こうした声に答えている。
「なるほど、香辛料を買って、使っているのはどこのどいつか、というわけか。何回か試すと、ほとんど全員がもう止められなくなる。無料でサンプルを配れば、ビジネスに役立つんだ!」
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